アオリイカのとは?
アオリイカ(漢字で、障泥烏賊と書きます)は、地方名の多いイカで、モイカ・ミズイカ・バショウイカと呼んでいるところもあります。
アオリイカはイカの王様と呼ばれており、その味は甘みが多く歯ごたえも良く、釣った後の食べる喜びも格別です。
お土産として近所の人にあげれば、喜んでもらえることは間違いありません!
アオリイカの生態・釣期
アオリイカは、春(4月前後)に藻などに産卵し、産卵されたアオリイカは秋になると200g前後の子イカに成長します。
そして、冬(12月〜1月ころ)になると、1kgくらいのアオリイカが釣れるようになります。(春になると大きいアオリイカは釣れますが、個体数が少なくなります。)
海水温が低い2月は、アオリイカが深場に移動しますので、あまり釣れません。海水温が高い(15度以上)地域であれば2月も釣れます。
2kg以上の大型アオリイカが釣れるのは、3月〜5月頃の産卵期です。
アオリイカは夜行性ですので、
日中よりも夜間の方がよく釣れます。
さらに夜間の方が、アオリイカに警戒心が薄く、中層に浮いていることが多いです。
特に、
月の出ている夜間、または朝まずめ、夕まずめが良いです。
日中でも釣れますが、
浅場よりも深場、
晴天よりも曇天の方がよいです。
春のデカイカ狙いの場合、藻場に産卵するため、こんな浅い場所(2メートル)でも釣れるのかという水深でも釣れます。
潮は、干潮よりも、
満潮付近の前後2時間くらいの方が良い釣り場が多いです。
ただ、釣り場によっては干潮の方が良いという場所もあります。
大潮が良いという訳でもなく、中潮くらいの潮の動きが経験上、一番釣れるように思います。
長潮、若潮はあまり釣れませんね。
月と潮の関係ですが、上弦の月(半月から満月へ向かう7日間)が一番釣れるように思います。
満月が良いと本等では紹介されていますが、
私は満月になる2〜5日前が一番良いように感じます。
B 釣り場の選定
堤防は他の釣り人を気にして釣りをしなければなりませんが、磯ならば他の釣り人をあまり気にせず自由に釣りができます!
アオリイカの生息できる水温は、
15度〜30度です。日本で30度以上水温になるところはほとんどありませんので、水温は高い方がアオリイカの活性は上がります。
したがって、釣り場を選ぶ際には河川の影響の少ない(
河川の水は水温が低い、アオリイカは真水を嫌う)場所で、釣り場を選びます。
次に、アオリイカは海水が濁っているとエサの食いが極端に悪くなるので、あまり濁りのある水質の釣り場は避けます。多少波が立って、少し海水が濁っている程度であれば、あまり関係はないようです。
また、モイカと呼ばれることから分かるように、
藻の多い場所を好みます。
(特に産卵期である春は藻場がキーポイントです)
適度に藻やストラクチャー(小魚やアオリイカが潜む障害物)がある釣り場が良いでしょう。
最近、アオリイカ釣り(特にエギング)が流行っており、釣り場に行っても人が多くて釣る場所がないという経験のある方もいると思います。

↑こういったテトラや地磯は、釣り人が少なく、スレていないアオリイカも多いポイントです!
C アオリイカ釣りの方法
アオリイカを釣る方法としては、主に以下の3種類があります。
○
エギング(陸っぱり、ボート)
○
ヤエン釣り(豊後水道アオリイカヤエン釣りのホームページへ)
○
ウキ釣り(アオリイカのウキ釣りはじめようのホームページへ)